漆黒のタクティック  【1巻】


「レム先生は?」
僕は、力を振り絞って声を出す。
「私も、距離を取ったら学園に戻るわ。学園内は超強力な魔方陣で守られているから、大丈夫」
そして、レム先生が言った後、すかさず呪文を唱えて
「『光包み込み円よ、我に従い集い場所に導きたまえ』」
そして、僕たちは魔方陣の上でワープし、僕たちの教室にワープしてきた。先生は机をどかしていた。
そして、魔方陣を描けるスペースを作っていた。
でも、僕はレム先生の事が心配だった。確かに、僕の体はもう動けないほどになっていた。

「まさか、生徒を守るとはな」
仮面の男が言った。


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