漆黒のタクティック  【1巻】


ーーー僕は、外のテラスに出ていた。
すると、後ろからアヤメがやってきて
「ねえ、リュウ。」
「?…何、アヤメ?」
すると、アヤメは少し間をおいてから口を開き
「リュウはさ、どうしてこの学校を受けようと思ったの?」
「え?」
僕はその質問にたいして返事をする。
「だってさ……強くなりたいとか。あいつらみたいに、軍隊に入りたい。とか。そういう感じじゃないよね。話しだと自分を変えたいって?」
「僕ね。おじいちゃんが魔術使いだったんだ」
「おじいちゃん?」
「うん。僕のおじいちゃん、マルフェードって言うんだけど……」
そういうと、アヤメの表情が180度変わり、


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