漆黒のタクティック 【1巻】
「ううん。アヤメは僕と違ってちゃんとした理由があるから良いよ。僕みたいに中途半端な気持ちでやってきたから、ボワード先生にも言われたんだなって。なんか、言い返せなくて。本当の事だし」
「ねえ、2人して一緒に辞任しない?今なら罰則とか無いから!?」
「うん……?。?。罰則って!?」
僕は、この学校の事を詳しくは知らない。というか、知っておかなくちゃいけないんだけどね。
「ある程度学んでからやめようとすると、そのままもう、二度と魔法を使う事ができなくなるんだよね。」
「そうなんだ」
「だから、今のうちならって」
すると、後ろから聞き覚えのない声が聞こえてきた。
「へえ、お前ら辞退するのか?」
「だ、誰?」
アヤメが声がした後ろの方を振り返る。僕も一緒に振り返ると、Dクラスだった人達だ。話した事は無いけれど、顔は覚えてる。