自由と孤独のあいだで
廃線
暗いトンネルを抜けて

廃線のフォームに立つ

すっと伸びるレールからは、今でも列車の音が聞こえそうだ

このトンネルを抜けて

このレールを使って

何人もの人が生きていたんだ

錆びついた電線を見つめ

レールを埋めるコスモスを見つめ

終焉の寂しさを知る

前を見れば、何本もの明かりのないトンネルが分岐して存在し、

終焉後、自分が向かう場所にはまだまだ選択肢があることを知る

さあ、私が向かう道はどこだ

そして、今日も私はそのトンネルに向かって歩き出している

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