プレシャス
「志穂、修は?声かけたん?」
「あ………うん…メールはした…けど…」
「はぁ!?またかよっお前、たまには連れてこいよっ、彼女なんだから」
「あは……」
…そう修と…
まだ続いてたり…するから
あの日
修の浮気確定な場面を見たあたし。
信じてた分、ショックで泣き崩れて。
坂井君にまで迷惑かけたのに、未だに続いてるのは
「志穂に怒っても仕方ないでしょ?まっっったく連絡取れないんだから」
…そう。
頼子の言うとおり。
電話しても
“話したい”ってメールしても。
一向に連絡なしの状態が続いてるのが現状で。
…結局
別れ話も全く出来てない。
「つか、修、学校来てるの?ぜんぜん見掛けないんだけど」
「あ~…俺らも取ってる教科違うから、わかんねぇしなぁ」
な~って
顔を見合わせる大造と圭介。
…同じ学部の二人でさえ見掛けないのに
あたしが見付けられるわけもなく。
「ホント、何やってるんだか」
…ホントにね