愛のカタチ。


ーー…


「ぁあぁあ"っつ!」

背中に鋭い痛みがはしる、


『叫ぶんじゃないよ!本当うるさい子ね、産まなければよかった!』


"ウマナケレバヨカッタ"


「っつ…」

苦しい


くるしい

クルシイ


日に日に酷くなる暴力

背中に煙草を押し付けられるなんて毎日のこと

酷い時は熱湯を掛けられたりする


今日はまだマシな方……



だけど、

私の体はもう限界を訴えている。


意識が飛びそうになる度

殴られ引き戻される


このまま死んでしまえば楽になれるの?


再び彼女…お母さんの手が振り下ろされる



「っ、ぐ…」

それを最後に、



私の意識は途切れた。
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