愛のカタチ。
「ん…」
目を覚ました摩結羽部屋を見渡し溜息をついた。
「やっぱ…夢じゃないんだ。」
それにしても、
夢に出てきたあの子は誰?
顔は最後の方…
ハッキリと見たハズなのに覚えていない。
それに、あの男の子…
あの子の顔は何故か鮮明に覚えている。
…流雨だった。
顔は幼いものの、
あの子は流雨にそっくりだったのだ。
「ー…マユウ、おはよう」
流雨が部屋のドアを開け入ってくる。
「……」
私は恐怖で何も言えなくなってしまう
「そんなに怯えないでよ……まぁ、怯えて震えている君も可愛いけどね。