[【殺人ゲーム】クリック!]
『…とまぁ、そんな感じだ!』
大基は、振り切るように明るく言った。
「そう…。」
『どのメンバーも、過去には訳ありらしいぞ。』
…何か問題でも無い限り、MURDERになる程 人を殺したりはしない…か。
『…そうですね、誰しも、何かしら闇を背負っているものです。』
柔らかく透き通った、しかし凛とした女性の声が聞こえた。
『…しかし本来、人間にはそれを背負うだけの力がある。…苦しいからといって、人を殺すのはいけません。』
そう言って、紅は2人の少女が映った2枚の写真を見せた。
先程 亡骸となった、2人の少女の写真である。
『…許容範囲を超えればどうなる!お前が一番よく分かってるだろ!!』
大基が荒々しく言い放つ。
何か、違和感を感じた。
紅は表情一つ変えず、いつもの、その澄んだ透明な空気を纏っている。
『過去は…切り捨てるものでしょう?』
ニコ、笑った紅の顔は、いつもと変わらない優しい表情だったが、何か、とてつもない恐怖を感じた。