[【殺人ゲーム】クリック!]
『あの女のこと思い出すなんて、馬鹿みたい…。』
吐き捨てるように呟いた雨希は、左手にダラリと垂れ下がったウサギのぬいぐるみの手を、ギュッと握り締めた。
私を見る目はいつもよそよそしくて。
まるで腫れ物を扱うみたいだった。
あの男から逃れたい叫びを。
あの女は無視した。
声を…叫びを。
あの女は遮断した。
その目で見た光景を。
無かったことにした。
目が、合ったのに。
あの女は、そっとドアを閉めた。
幾度となく繰り返される行為に、私の心はズタズタだった。
死んでしまった方が楽なのだろうか、そう考えなかったことは、一秒たりとも無かった。
あの男が一番嫌った、体に傷を付けるという行為をしようか。
そうすれば、あの男も私に興味が無くなるかもしれない…。
だけど、私に興味が無くなれば、私は殺されるかもしれない…。
怖い…。
怖い…怖い…!!