[続2]素敵過ぎる恋愛…あなたの世界へ
退院して一週間がたったころ…

私の母乳は出にくくなっていた。

とくに精神的なものとかではないと思うけど…

母に相談したら、母も同じだったという。

助産師さんに相談して、胸のマッサージをしてもらったりしたけど、

やっぱり結果は同じだった。


母乳で育てることが母親!みたいな考えはなかったので、

粉ミルクの量を増やした。

はじめはいやがっていた和俊だけど、一定量がちゃんと出る哺乳瓶を気にってくれた。


貴俊さんに話すと、ちょっと複雑そうな顔。


「俺のせいか・・・」


『違うよ。母も同じだってって。
 だから・・・

 それに、・・・貴俊さんだけに触ってもらいたいし』


私の言葉に貴俊さんはとても優しい顔をした

「愛美・・・俺を煽るなよ。
 今すぐにでも愛美を抱きたいのを我慢してんだ。

 病院からオッケーもらったら、すぐに抱きたい。
 俺のものだって実感したい…」


私はコクリとうなずくことしかできなかった。

恥ずかしかったし、うれしかったから・・・
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