[続2]素敵過ぎる恋愛…あなたの世界へ
少しすると、愛美が妊娠初期にある悪阻がひどくなった。

愛美の母親に連絡をして、愛美の世話を頼んだ。

愛美は俺たちの家に他人が入り、俺の世話をするのをひどく嫌う。

これも愛美の愛情なんだと思うとうれしく思うが、

体がこんなにつらい時に俺の世話は無理だろう。

愛美の母親なら、愛美も気が楽だったようで、

とりあえずは安心した。


食べ物を食べては戻して…

とうとう水分までも戻し、戻しすぎて、のどを痛めたようで、

血を吐くようになった。



そんな愛美を俺はどうすることもできず、見ているしかできなかった。
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