ネコは魔界の王子様!?
「よく来たね。私はずっと君を待っていたよ」


そのセリフはあたしのことを前から知っていたかのような言い方だった。


「えっと、あたしのこと知ってるんですか?」


様々な疑問が頭をよぎったが、最初に出てきたのはそれだった。


魔界の人だし、会った記憶もない。


それに、あたしが魔界に来たのは今日が初めてなはずだ。


「あぁ、知っているよ。ヴェルから聞いているからねぇ。会うのは初めてだがね」


「ヴェルの知り合いなんですか?」


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