ネコは魔界の王子様!?
「じゃあ、なんであたし達のことを……?」


あたしは首をかしげる。


すると、魔王様は柔らかく、優しく微笑んだ。


「見るというよりは“視る”の方が正しいかもしれないねぇ。何せ、水晶で視ていたのだから」


そう言うと、魔王様は水晶を取り出した。


でかっ。


魔王様が取り出した水晶は大きめのスイカくらいの大きさだった。


しかも、浮いている。


「えっと、これであたし達のことを視ていたんですか?」


「あぁ、そうだよ。それに、ヴェルとレオンから聞いていたからねぇ」


< 143 / 146 >

この作品をシェア

pagetop