キミと一緒に。【完】
≪早く帰って来て。みんな待ってるんだから。≫

新太にメールを送り、とりあえず料理を温め直す事にした。

帰って来たら、張り手を喰らわせたい気持ちを堪えてると、私の携帯の着信音が聞こえて来た。

…新太かな?



「由斗、出てくれない?」



「わかった」



キッチンから叫び、由斗に出て貰う事に。



「はい――えぇ…――はい、すぐに行かせます」



新太からにしては、敬語はおかしい。

…新太じゃない?
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