キミと一緒に。【完】
顔を上げると、額に由斗の唇が触れる。

何だかもの足りないキスに、唇が尖る。

“ここにして”ってわけじゃないけど。

由斗は首を回して、後ろのみんなを確認してから、私の頬に手を置いた。

額、目、鼻、そして唇と、ようやくキスが落とされた。

「満足?」と、私の耳元で囁いた由斗の声はセクシーで、満足だけど、私の心をかき乱す。

もう、寝よう。

…それが良い!

嫌な音が聞こえるけど、真夜ちゃんに続き、私たちも良い夢を見よう。



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