キミと一緒に。【完】
「私の何を知ってるの?」



「そうねー…。簡単に言えば、鹿波に相手にされない可哀想な女って事かな」



「……中学から変わらないわね」



「あんたもね。私の回りに居る男子に惚れて、フラれて。不運な運命ね」



加菜恵の挑発に、唇を噛み締めた古森さんは、口では返せないと思ったのか、手を振り上げた。

逃げず、平手を受け止めようとしてる加菜恵。
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