キミと一緒に。【完】
「どういう事だよ…」



私が問い詰めようとした時、由斗が来てしまった。

隣には新太や加菜恵たちが居る。



「知らなーい。室岡さんが私を疑うの。酷いと思わない?鹿波君」



「酷いのは、花音じゃないでしょ。人の心の傷を利用したあんただよ。これで鹿波が手に入ると思った?頭も良くて、見た目も完璧な花音にずっと嫉妬してたわよね?それが鹿波の彼女となれば……憎しみでいっぱいね」



私の知らなかった事をスラスラと述べた加菜恵。

目が凄く怖い。
< 345 / 430 >

この作品をシェア

pagetop