キミと一緒に。【完】
「泣くな?」



離れ、指で涙を拭ってくれる由斗は、クスッと笑って鼻を摘まんで来た。

鼻声で「止めて」と言えば、素直に手は退かされた。



「これからも、一緒に居る為に結婚するんだ。あの台詞は、本当に今日だけだからな?」



「うん…っ…ありがと…」



「あんまり泣くと、赤ちゃんがビックリする」



「あぁ、ごめんね…」



由斗に言われて、慌ててお腹を撫でて謝る。

重なった由斗の手の温もりが、春の肌寒さから守ってくれる。
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