王子様の秘密
それから、放課後まで私は放心状態だった。
私は、途中まで乃愛と帰って来た。
最寄り駅に着いてからは、
1人で帰って今は、近道で人通りの少ない
路地を歩いてる。
早く帰って今日のことは忘れよう。
そう思っていたら…
コッ…コッ…コッ…
私と違う足音が聞こえる。
「きっ気のせいだよね…」
私は、ちょっと怖くなって
早足で、歩いてると足音も早くなる。
「うわ…ウソ!!………ストーカー!?」
私が走ると、足音も走ってくる。
「ヤッバーイッ!!!!(泣)」
私が、全速力で泣きながら走っていたら
どんどん近付いてくる足音。
そして……
ガシッ!!!
「のわっ!?」
急に腕を捕まれて
女の子らしからない声を出してしました。