王子様の秘密
叫ぼうとしてら
口を手で覆われた。
「むぐっ!?」
『ハハッ♪ちょっと、黙ろうねー★』
腹黒!!?
あれ?でも、どっかで聞いた声だなぁ…
『久しぶりだね、夏美ちゃん♪』
こ、この人は!!
私の頭の中は
通常以上に働きだした。
あいつだ!!
「あの時の、お兄さん!!?」
『お兄さんだなんて嬉しいなぁ♪』
なに、この人…
なんか、幼稚だわ。
『そんなこと、言わないでよー★』
「えっ!?」
『ようちだーって、思ったでしょ?』
「うえっ!?私、言ってました!?」
お兄さんは、首を横にふった。
えっ…この人、人の心読めちゃうの!?
『読めるわけないじゃんww』
なんだ~この人ー!!!