姫さまvs王子さま
男A「雪城!テメェどういうつもりだ!!」



今度は雪城遥聖の胸ぐらを掴み
大声をあげた。



遥「…るせぇな。俺の獲物っつってんだろ。ゴチャゴチャ言ってんじゃねぇぞ」


男A「…ッ」



突然変貌した雪城遥聖。
コイツの目は完全に座っていた。
まさに『悪魔』

一切手を出さないのに
威圧感に圧(お)される。



男A「…くそッ。テメェがキレると面倒くせぇんだよ…。おいッ!行くぞッッ」



男達はそそくさと
アタシ達の前から姿を消した。



雪城遥聖って
キレると面倒くさいらしい。
やんちゃ坊主達もビックリするような特殊能力でもあるのか?



遥「さて。邪魔者がいなくなったところで…」



なぜか雪城遥聖は
妙に近付いてきた。



妃「な…何?」





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