雨のち曇り
……え?
もしかして私の歩くスピードに合わせてくれるの?
男子は私たちを抜いて先に歩いて行った。
「どうして、みんなあんなに歩くの速いんだろう?」
「お前が遅すぎんの!」
「そうかな?」
「そうだよ」
「でも、女の子らしくていいでしょ?」
「はぁ?」
「すいません」
私、女の子なのに!
てか、どうして優しくしたり冷たくしたり…
智也のバカ!
「てか首痛くないの?」
智也は持っていた鞄を首に引っ掛けている。
「あ?」
「赤くなってるよ」
「じゃあ、持って」
「え?」
私は智也にスクバを渡された。