雨のち曇り



幸樹は無言で立ち上がると、食堂に行った。



…ねぇ、どうして?

私のどこがいけないの?



「泉ー」



「どうした?」



「私、幸樹に嫌われた」



「そんなわけ…」



「本当だもん!」



「何があったの?」



「昨日の夜にメール送ろうとしたけど送れなかった。私、夢かと思ったのに…夢じゃなかった」



「でも、さっき話したんじゃないの?」



「話せなかった。無視された…」



「……」





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