雨のち曇り
「大丈夫か?」
私が一人でうずくまっていると、昴が声をかえてきた。
「どうしたんだよ?」
「私、幸樹と別れた方がいいのかな?」
「何言ってんだよ」
「だって私のこと好きじゃないみたいだし」
「そんなわけねーだろ」
「だって、今日だって…他の男と行けって」
「それは…」
「もうどうしたらいいか分かんないよ」
「……」
「どうして私ばっかり辛い思いしなければいけないの?」
そう言って泣くと、昴は頭をポンポンと撫でてくれた。