やまとなでしこ


__結良side


「おはよ。結良ちゃん。」

「おはよう。」


あれから、二週間がたった。



斉藤くんは、私に好きだと言ってこなくなった。
用事のあるときしか喋らないようになった。

他の女の子と遊ぶようになった。


そっか。
やっぱそうだよね、
好きって言っても嫌だよね。裏と表の顔がある女なんて。

かといって、好きな人のために今まで培ったこれを捨てるわけには行かない。


私のためだけじゃない。
家のため、家族のためでもある。



< 45 / 133 >

この作品をシェア

pagetop