まだ好きです(完)
「な、、、な、何言ってんの~。今日はエイプリルフールじゃないよ。そんな嘘…」

「本気だよ。」

「なんで?この前まで、駿は…」
「記憶がなくて、君の事知らないのに、付き合ってるのの方が残酷なんじゃないかな?」


そりゃ…そうかもしれない。


好きじゃないのに付き合うのなんかおかしいのかもしれない。


でも…でもさ


好きなんだよ?駿は私の事どうでもいいのかもしれないけど




好きなんだよ?ダイスキすぎてしょうがないの。


「おい!駿!そんな言い方はねえだろ?」

「雛ちゃんは、駿が足痛めたとき毎日自分の部活休んで練習見に来てくれてたんだぞ?」

「それは、ひどいよ。雛ちゃん、かわいそう。」


「もう…いいよ。」


駿がだんだん悪者になっていくのが分かって私はすぐに口を開いた。

「私、また駿に告白するから!OKしてもらえるように頑張るから!」


私はもう一度駿を惚れさせない限り、もう二度と駿と付き合えない。


「絶対!!ぜーーーったい!君を惚れさせて見せる!!」


みてろよ!駿!この私が、あんたを惚れさせてあげるから!



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