まだ好きです(完)
★雛side★


もう…これでいいんだよね。瀬羅ちゃんと駿。めっちゃお似合いだもん。私はボックスティッシュを一箱使い切ってしまいそうな勢いで、鼻をかんだ。


「う…う…うわああああああああああ!!!!!」



鏡に映ったこの顔…誰!!????…すっごく顔腫れてるし!!!目なんかもう、ブヨブヨ!!…やっばああああああ!!!一瞬、鏡に映った私、「誰?」って思っちゃったよ!すっごい変わりようだ。


「雛ー。遅刻するわよー。早く下に下りてらっしゃーい。」

お母さんが、叫ぶときは、いつも声が高くなる。わたしは、はーいと小さく返事をすると、階段を下りていった。


こんな顔、駿に見せらんないよーーーーー!!!!!


泣きすぎた…と反省しても、もう遅い。学校の時間は決まってる。私は目を濡れタオルで冷やし、髪の毛をとかす暇もないまま、学校へむかった。


「うっわあああ。雛なに、その顔!」


学校に着くと、廊下をすれ違う、人にかけられる言葉はほとんどこれ。高校にもなれば、みんなオシャレに目覚める。スカートはひざ上常識!髪の毛は少し巻いて、ロングヘア。
制服のリボンも一人一人違っていて、可愛い。


それにくらべて…今日の私は最悪。


髪は、かついでないのでボサボサ。ノーメイクだし。目は腫れてる。絶対モテナイ子の代表のような感じだ。悔しいけど、納得してしまう。



学校は1階から3年。2階に2年。3階に1年となっていて、私達は2階になる。クラスも6クラスあって。階段を上って、右に2-1と2-2.そして階段の左には、その他3組~6組までの教室がずらりと並んでいる。



駿は3組で、私は5組。だから、毎日私は駿のいる教室を通ることになる。


それがちょっとした、楽しみでもあった。


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