まだ好きです(完)
「おーい。大丈夫か!!」


はっ!!!



「ここは…どこですか?」

「保健室だ」


あ。私、通学途中にぶっ倒れたんだ。


「熱中症だな」


保健室の先生はそういうと、お大事にといって保健室をあとにした。



誰もいない、静かな保健室。



窓からは体育の授業をしている生徒が見えた。



私はただ一人、彼の姿を探してしまう。




    -駿-



駿の隣には日向がいて、二人とも幸せそうだった。



「どんだけ想い引きづってんだろ。私」


忘れたくても忘れられないよ。



どんだけ好きだったと思ってんだ。



私は保健室のベットにうつぶせになりながら、グラウンドから聞こえてくる歓声を聞いていた。



「すげー」


「きゃーー」


そんな、驚いたような声が聞こえてくる。



たぶん駿のタイムに驚いてるのだろう。


駿はいったいどれくらいタイムを縮めるのだろうか?


駿はすごいよ。




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