まだ好きです(完)
「あ。ごめんごめん」



新。今の顔はホラーだった。


てゆうか、何で今言うんだろうか。



俺と雛が別れたときに普通は告白するんじゃねーの?



「告白しねーの?」



「しないよ。だって雛。駿の事しか頭になかったし」



「嘘つくなって。お世辞言うなよ~」



「本当だって。俺が入る隙間もないくらい。」


新は続ける。



「陸上でも、駿に負けるし、恋愛でも駿に負ける。だからお前の事大嫌いなんだよ」



ばん!!!と部室のロッカーをたたいた。



「へぇーーーーー」






さっきより、重い空気。窓のない部室はやけに蒸し暑かった。



セミの声がいつもより大きく感じられる。




「お前、ただ悔しいだけじゃん?」



「は?」



「俺に追いつけなくて、ただ、俺に八つ当たりしてるだけじゃん」



「うっせーーーーんだよ!!!!!!!」













どん!!!!!!!!!!!!!
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