まだ好きです(完)
「駿!!!大丈夫なの?」

全然、大丈夫じゃないよ!!!

足かなり腫れてるし、赤いし。


「大会出れる状態じゃない…」


「大丈夫だって!!!。俺を信じろ」


…駿の「大丈夫」は何か本当に大丈夫なような気がした。


「うん。信じる」



その時



「駿!!!!」


あわてて駆け出してくる。



「新!!!!」


汗、びっしょり。両手には薬やら包帯やらが抱えられている。


「駿。雛。まじごめん。こんな事になるなんて」



「大丈夫」


そういって駿は新に目を合わせた。



「ぜってー、勝ってやる」


駿は得意そうにして拳を向けた。



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