狼先輩。

先輩の言葉に、その場が一瞬で凍りついた。



「……ごめん、なさい」



千沙先輩がポツリポツリと言う。



「解散、する……からっ」



そんな千沙先輩の言葉に、


「え!?」

「千沙先輩っ!?」


と反応するファンクラブ会員の子達。



「だから……どうか私達のこと嫌いにならないでっ」




ボロボロと泣き崩れる千沙先輩。


千沙、先輩……。



大神先輩はそっと私を離すと、千沙先輩と目線を合わせるようにしゃがみこんだ。


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