狼先輩。


「わかりました、先輩のこと信じます。……頭上げてください。」



私がそう言って、顔を上げたときの先輩の笑顔に、不覚にもドキッとしてしまった。



「ありがとう」


「っ、」



そんな笑顔、反則です……。




っていうか……。


私、先輩といるときドキドキしてる率高くないっ!?



まぁ、年上の男の人の免疫がないからかな……?




夜、自分の身よりも、心臓がヤバそうだな……。



と、ふと私は思った。


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