RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~
「アンタ、そういうところ、昔っから、まっすぐよね」
「そうか?」
ニシシ、と笑う。
「父さんもね、アンタのそういうとこ、好きだったみたい。だから…」
姉の表情が曇った。
「だから?」
イヴァンは先を促す。
「アンタが盗賊団に入ったとき、誰よりもショックを受けてた」
胸が、ズキッと痛んだ。
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「俺の…」アランが、口を閉ざす。「俺の、前の主だ」