RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~






 バシャッ。


 水が、跳ねる。


 ?


 いつの間に、水の場所に来てしまったんだろう。確かにさっきまで、水なんてなかったのに。


 ルナは、上着とブーツを脱ぎ、麻袋に入れた。

 川に入るのに、コートも履物も邪魔になるからだ。


 ここは、雪山じゃないから、長そでのキトンでも別に耐えられる。

 
 ルナは、袋を頭に乗せて、水に入った。


「冷たっ!」








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