RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~
あぁ、本当に良かった。
「痛かったよね…?でも、もう大丈夫だから」
ゲルブが、ルナの背中に、手を回す。
だが、全てが成功したわけではないことを、ルナが一番よく知っている。
なぜなら、暗かった空間が、光であふれているからだ。
くみ取った大地エネルギーの一部が、何らかの作用で花を咲かせたのだ。
光の花たちは、ゲルブとルナを囲んでいる。
「と、ところで、この花はなんだろーね」