吸血鬼が恋におちて
「やはり女となるとこんなものか…お前……よく見れば綺麗な顔してるじゃねーか…」
顔を近づけてくる…怖い…
「魔界に連れていってやるよ…」
「なっ…なんじゃと?…うわっ」
その瞬間、抱きかかえられ、空高く飛んだ。
「「紫桜!!」」
「下ろしやがれ!!」
暴れればなんとかなるじゃろ!!
「ちっ…ちょっとは黙ってろよ…」
「んっ!?」
口を布みたいなので抑えられた…
ね、眠気が……
「……紅騎、蒼摩…こいつはもらっていくからな」
「「紫桜―――――!!!」」