同居人はNO.1ホストー2ー3ページまで修正
迷い








あれから、どれくらい
時間が経ったの
だろうか………





思いっ切り泣いた、
あたしの感情は段々と
収まって来た。








(大丈夫??)





春綺君は気使うように接した。






「うん………


ありがとう、春綺君……」





あたしは小さな声で
言って春綺君から
離れた。







(捺海ちゃん……)






あたしは、ベンチに
座って地面を見つめた。






「ゴメンね、こんな
遅くに……」







(いやっ、でも………



俺から捺海ちゃんに電話しておいて良かったよ。

電話してなかったら
俺、気が付かなかった。)





そう……




あの後………





最低男に電話を切ると
直ぐに携帯が鳴った。





その相手は春綺君
だった。






春綺君は、あたしの声を聞いて、きっと不審に
感じたんだろう。







何キロもある距離
なのに………






あたしを探してくれた。













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