同居人はNO.1ホストー2ー3ページまで修正
そして、アイツは
結局……
来なかった。
別に、アイツに来て
欲しいなんて思ってない。
だって、春綺君が
来てくれたし。
「じゃあ……
あたし帰るね。
春綺君、ゴメンね……
夜中に……じゃあ……」
そう言って歩き出そうと すると……
グイッ……
いきなり腕を掴まれて
振り向くと春綺君が、
あたしの腕を
掴んでいた。
(家まで、送るよ。
結構、遠いから……)
そんな春綺君を見て
何となく分かった。
春綺君は、あたしを心配してくれてるんだと……
本当は、一人で帰りたい気分……けど……
帰ってる途中で、また
思い出すかもしれない。
「じゃあ、お言葉に
甘えて……」