ギルディラヴ~偽り社長と誓う愛~
エピローグ*社長VS若頭
「大変ですよ…十和子お嬢様」

私の部屋のドアをノックしたのは世良さんだった。

「どうしたんですか?」

「諒平が来ました…」

「えっ!?」

彼は電話で宣言した通り、堂々と仁科組の邸宅を訪問して来た。

「お父さんと龍さんは在宅?」

「組長は外出中です。でも、若頭は居ます」

私は世良さんと一緒に大広間に急いだ。


「お嬢?」

組長不在の為、龍さんが諒平さんの相手をしていた。


「十和子…元気そうだな…お前を迎えに来た…」

諒平さんはヤクザ独独の恐ろしいオーラを醸し出す龍さんの前でも威風堂々していた。

「お嬢は渡しませんよ…白波社長」

「十和子は俺もモノだ…龍さんあんたには渡せない…」

そんな風に言われると勘違いしてしまう。
私たちは互いの罪を償う為に結婚するだけ。

その結婚に愛があっていけない。

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