ギルディラヴ~偽り社長と誓う愛~
二人は庭先に出て、喧嘩を始めた。

龍さんに勝てる相手は仁科組の組員には居なかった。

でも、『BP』として長年危険な任務に就き、総理の護衛をして来た諒平さんは龍さんと互角に殴り合っていた。

「ただの坊ちゃんかと思えば…なかなかやるな…」

龍さんは諒平さんの動きに感心していた。

「でも…俺は仁科組若頭…大勢の舎弟たちが居るし…社長に負けるわけにはいきませんよ…」

二人は互いがノックアウトするまで殴り合ったが、まったく勝負がつかずに終わってしまった。

二人はその場に座り込んで荒い息を吐く。

「大丈夫!?二人とも…」

「勝負はつきませんでした…最後はお嬢貴方が俺と社長のどちらかを選んでください…」

「龍・・・さん!?」

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