しーくれっとらぶ
「…わかったよ…」


しばらくの間黙って自分の手にあるネックレスたちを見ていた陸はそう呟いた。


『ごめんね…』


陸は"いいよ"となんだか悲しそうに笑って部屋を出て行った。

いくら陸だからってあんなこと頼んじゃ駄目だったかな……。
元彼から貰ったものを捨てといてなんてお願い誰だって嫌だよね……。

あとでもう1回謝ろう……。


あたしはコテンとソファに寝転がってさっきまでネックレスと指輪が置いてあった場所を見つめていた。


『…もう忘れるね…龍…』


これであたしと龍を繋いでいたものはなくなってしまったんだ……。




龍はあたしの幸せを思って別れを選んだんだよね……?

だったらあたしも龍の幸せを願うよ……。

だからもう思い出さないね……。









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