シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
「……ふへっ!」
「げっ、笑ってる!」
「笑ってないよ~、やだなあ、涼ちゃんったら」
「完全におかしいぞ、お前……」
二人の疑惑の目は気にせず、
あたしはケータイを隠しながらすぐに返信メールを打った。
彼氏じゃないもん。
好きなわけでもないもん。
でも。
千影くんの方から、メールが来ただけなのに。
なんであたしの心は、こうもソワソワするのかな。
『気をつけて……』
「!?」
急に、頭の中で声がした。
「恵、今……」
「え、なに?」
「……なんでもない……」
朝の不気味な出来事が、一瞬で蘇る。
どうして……?
本当に、いったいなんなんだろう。
一回病院行ったほうが、いいのかな……。