シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】


「……ふへっ!」


「げっ、笑ってる!」


「笑ってないよ~、やだなあ、涼ちゃんったら」


「完全におかしいぞ、お前……」



二人の疑惑の目は気にせず、

あたしはケータイを隠しながらすぐに返信メールを打った。


彼氏じゃないもん。


好きなわけでもないもん。


でも。


千影くんの方から、メールが来ただけなのに。


なんであたしの心は、こうもソワソワするのかな。




『気をつけて……』


「!?」



急に、頭の中で声がした。



「恵、今……」


「え、なに?」


「……なんでもない……」



朝の不気味な出来事が、一瞬で蘇る。


どうして……?


本当に、いったいなんなんだろう。


一回病院行ったほうが、いいのかな……。





< 102 / 245 >

この作品をシェア

pagetop