シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
なんだか悲しくなってしまって、うつむいていたら。
涼介が、あたしの頭をぽんぽんとなでた。
「ごめん、言い過ぎたよな。
あとは俺、調べておくから……今日は送ってくわ」
優しい涼介の声に、ますます申し訳なさがつのる。
「ごめんね……」
「いいよ。練習も疲れるしな。
今度の日曜に、また来いよ」
日曜……
ああ、そうだ。
もう、ちぃのところにお弁当を持っていく必要はなくなってしまったんだった。
ううん、最初から、ちぃにとっては必要なんてなかったんだけど。
あたしが勝手に楽しみにして、勝手に通ってたんだけど。
「うん……来るね。
ナツコちゃんの好きそうな甘いもの、持ってくるよ」
「気ぃ使うなよ。てか、ナツコをこれ以上太らせるな」
「ふふっ、ひどいんだー……」