シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】


わかってる。


わかってるよ。



「ねえ、今日は他に変わったことはなかった?」


『ああ……他には、とくに……』



その言葉に、ホッと胸をなでおろす。


ちぃは、まだ何もしていない。


じゃあ、あたしが自分で決着をつけよう。


もう、役を元に戻してもらうのは無理だろうから。


とにかく、ちぃが何かする前に一発実里を殴ってやろう。


退学になったっていいや。



あたしは重い体を引きずり、次の日の夕方、練習場所へ向かった。






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