シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
神様。
今この人は、何て言ったの?
「────ちぃ……」
「どうするの、ひなた」
あたしの体を差し出せと、そう要求してるの?
そうしたら、もう他の人に危害は加えない。
それが本当ならば、あたしはそうするべきなんだろうか。
拒否すれば、今度は……
「愛しの涼介くん。
彼がどうなってもいいわけ?」
一瞬頭に浮かんだ人の名前を呼ばれ、背筋がびくりと震えた。
間違いない。
拒否すれば、今度は涼介が傷つけられる。
でも────。