シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】


恐怖を、不安を、解きほぐしていくようなキスが何度も落とされる。


やがてちぃはあたしの口内に入り込み、舌を出せと要求してきた。


言われた通りにすると、ちぃの舌がそれに絡まり、痛いぐらいに吸いあげられる。



「……怖いと思ってる相手でも、ちゃんと応じるんだ。

自分で思ってるより、やらしいんじゃないの、ひなた」



またすぐに触れられる距離で、ちぃは囁く。


違うのに。


怖いけど、

怖い事をするちぃは嫌いだけど、

だけど、やっぱり好きだから……。


ぐちゃぐちゃな思考に追い討ちをかけるように、ちぃはあたしに悪魔の取引を持ちかける。





「なあ、ひなた。

これで、お前の主役は守れたことだし。




ひなたの初めて、全部くれたら、

もう怖い事はしないって約束しようか?」



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