シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
「もしかして……」
「えっ、なに、何か心当たりが!?」
「そうじゃなくて、もしかしてひなたちゃん、
俺の気を引きたくてそういうこと言ってるの?」
「は、い……?」
「……違うのか。残念」
千影くんは大きな目を糸状にして、にこりと笑った。
……また、はぐらかされた……。
わかってるのに、ドキドキするあたしは何なんだろう。
千影くんの顔が、綺麗すぎるからかな……。
「ねえ、気づいてる?
ここに、ついてる」
突然、細長い指が、あたしの口元に触れた。
「えっ」
びくりと、肩が跳ねる。
「どうしたらこうなるのかな。
もったいない」