鯖を読んでる転校生=社長!?

文化祭

「はい、じゃあ今から文化祭の出し物を決めます」

教卓に立ってクラスの話し合いを進めるのはクラス委員長の望月(もちづき)君。

望月君は慣れた感じで話し合いを進めていた。

「ねぇ、結輪は出し物何がいいと思う?」

旬がニコニコ話しかけてきた。

旬くん、ニコニコ話しかけてもらうのはいいんだけど・・・視線が。

「そ、そうだね、喫茶店とか?」

あたしは苦笑いで返した。

少し横目で光河を見ると満面の笑み。

鳥肌が立った。

これ、帰ったらお仕置きの奴だ!!

泣ける〜。

席替えした日もホント光河御機嫌斜めだったし・・・。

そうこう落ち込んでる間にクラスの出し物はコーヒー屋さんに決まった。

「じゃあ、メニュー考える係りに杉谷さんと旬」

望月君が少し笑顔で仕事を振り分けて行く。

あたしはと言うと、案の定固まりっぱなし。


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