鯖を読んでる転校生=社長!?
今なんて?

あたしと旬?

いや待って、なんで?

女子同士とかじゃないの!?

あたしはこれから先どうすればいいの?

家で安心して寝られないじゃん!

あたしは何かで頭を叩かれた気分だった。

「結輪?メニューどーする?」

旬が真剣な顔をして紙と睨めっこをしながら聞いてきた。

「あ、うん・・・そだね・・・」

あたしはもう半分諦めモード。

帰りたくない・・・。

そればっかり考えていた。

「やっぱりカフェオレとかだよな〜」

旬は1人で悩んでいる。

あたしはそれをぼーっと見ていた。

「・・・に・・・ぎたに・・杉谷!」

「はいっ!!」

はっとして振り返った先には笑顔の光河。

オワッタ・・・。

あたしはしぶしぶ光河の元へ向かった。

「何ですか?」

「ちょっといい?」

光河、その満面の笑みが怖いです。

< 147 / 229 >

この作品をシェア

pagetop