鯖を読んでる転校生=社長!?
恥ずかしさが倍増する。

何でそんな急に覗き込むの?!ち、近い!!

「そうですか」

新藤さんは少しホッとしたようだった。

び、びっくりした〜。

いつもはクールな感じの新藤さん。

仕事もテキパキこなすエリート秘書。

まさかあんな近くに顔が来るなんて!!

でも本当に心配してくれただけのようだった。

いや〜心臓に悪い。

「何かあったら直ぐに私にお知らせください。結輪様をお守りする事も私の仕事ですので。相談事でも構いませんよ」

新藤さんは優しい笑顔でそう言った。

「あ、ありがとうございます」

優しいなぁ。

本当によくできた人だ。

容姿も光河と同じくらい端麗で頭もキレるし仕事もできる。

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